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LSD(リミテッドスリップデフ)とは?トラクションコントロールとの違いは?

3.ビスカスLSD(ビスカスカップリング)の仕組みと特徴

画像のスズキ イグニスはビスカスカップリング式4WDを採用しています。

ビスカスカップリングの仕組みは、速度感応式で、スリップする回転数に対応してトルクを配分するものです構造は、密閉された容器の中に「ドライブプレート」と「ドリブンプレート」と呼ばれる板がが交互に組み合わされ、そこにシリコーンオイルが容積の75~85%程度封入、残りは空気となったのです。

粘度の高いシリコーンオイルをせん断し、引きずる力を利用して伝達トルクを生じさせる構造となっています。ビスカスカップリングはシリコーンオイルの粘性トルクを利用した速度感応式カップリングクラッチとなっています。

特徴は、スリップ速度が小さいときはトルクが強くなりタイヤのスリップ感が少なくりますが、スリップ速度が大きくなったときはトルク上昇が少なく、急な坂道などではスリップが大きくなる現象が起きます。

ビスカスカップリング内部の温度が上昇すると「ハンプ現象」と呼ばれるドライブプレートとドリブンプレートがロック状態を起こし、トルクが大きくなる特徴があります。

最近のビスカスLSD式4WDでは、通常は前輪または後輪のどちらか強い駆動を配分して走行し、滑りやすい雪道などを走るときは前後輪に最適な駆動を自動配分する「ビスカスカップリング式」が主流となっています。

4.多板クラッチLSD(機械式)の仕組みと特徴

機械式LSDというと、正確には正幅広い方式を示しますが、自動車関係では一般に多板クラッチを単に「機械式LSD」と呼ぶことが多くなっています。

多板クラッチ式LSDは、リミテッドスリップデフに多板クラッチを内蔵した仕組みとなります。特徴として、大きな差動制限力を発揮できるメリットがありますが、定期的なメンテナンスが必要というデメリットを持ちます。

最近の車では、トルセン式LSD、ヘリカル式LSD、ビスカスカップリングが採用されていますが、多板クラッチ式LSDは旧式のものとなり、現在販売中の国産車で搭載されている車はなくなってしまいました。

LSD(リミテッドスリップデフ)まとめ

LSD(リミテッドスリップデフ)にはたくさんの種類がありますが、現在販売されている車に搭載されるLSDの主流は、

・トルセンLSD
・ヘリカルLSD
・ビスカスカップリング

となっています。
メーカーは車の特性に合わせてLSDのタイプを選択しています。
LSDのまとめ記事は、いかがでしたでしょうか?
車に仕組みを知ることはカーライフの楽しみが増えるのではないでしょうか?

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